当院で取り扱う疾患のなかでも、
みなさんの関心が最も高いと思われる
胃・大腸癌(ガン・がん)について、
お話ししていきます。
ガンにもいろいろございます。
ガンはからだの中のあらゆるところにできます。
内臓はもちろん、
皮膚にも、骨にも、眼や鼻にも、口のなかにだってできます。
ガンといえば
- みんな、どこかのガンで死ぬ・・・
- ガンの宣告 = 死の宣告
- つらい治療に耐えながら、
だんだんやつれて、ついには・・・
といったイメージが強いかと思います。
しかし、
ここであえて、言わせて頂きます。
『胃ガン・大腸ガンは
死なないガンです!!』
「そんなことはありえない!」
「知り合いは、家族は、
芸能人の○○は・・・
胃ガンで、大腸ガンで亡くなったぞ!!」
といった声が今にも聞こえてきそうですが・・・
しかし、
実際の医療現場では、そうなのです。
ただし、
ひとつだけ・・・ある条件を満たす必要があります。
それは・・・
『早期発見できれば・・・』
という条件です!!
「あと出しジャンケン」のようで、
「あたりまえだろ!」と
思われる方も多いかもしれませんが・・・
実はそうでもないのです。
なぜなら、ガンの中には
「早期発見がほとんどできない」
「みつけても、有効な治療がない」
といったガンも数多くあるからです。
たとえば、悪名高い「膵臓ガン」などがその典型です。
見つかったときには、すでに・・・というパターンが多いです。
それらに比べて胃ガン・大腸ガンは
その頻度が高いわりには
- 原因(成因)
- 早期発見法
- 治療法・予防法
が確立されている数少ないガンです。
もちろん、
何にでも例外があるように、
胃ガンの中にも性質(たち)の悪い
おそろしいガンもあります(今後、説明予定ですが、「スキルス胃癌」というやつです)。
ですが、もう一度いいます。
★『早期発見できれば、
胃ガン・大腸ガンは死なないガンです!!』
当院では主に、消化器系(胃・大腸・食道・肝臓・膵臓・・・)の疾患を扱いますが、
とりわけ、
胃ガン・大腸ガンの早期発見に力を入れています。
なぜなら、
胃ガン・大腸ガンは、
きちんとした検査を受ければ、高率に早期発見することが可能であり、
かつ、
早期発見できれば治療もほぼ確立されているからです。
さらには、
その原因(成因)もはっきりしているため、
そこからアプローチすれば、
発ガン率をグッと下げて、予防することも可能なんです。
早期発見できれば、手術をする必要もありません。
いまや、早期の胃ガン・大腸ガンの多くは、内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)で完全に治療できる時代です。
最後に、
胃ガン・大腸ガンの早期発見できたものと、そうでなかったものの内視鏡画像を少し紹介します。
早期大腸ガン(内視鏡的治療が可能) 進行大腸ガン(手術が必要) 早期胃ガン(内視鏡的治療が可能) 進行胃ガン(手術が必要)
当院は
内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)
の専門施設です。
経験豊富なスタッフ
(内視鏡専門医、内視鏡専門技師)
と、
最新の医療機器・設備を整えて、
あなたをお待ちしています!